Dr.久保田の診察室だより
Information from Dr.Kubota
Vol.3 特発性膝関節骨壊死症
膝関節に発生する局所的な軟骨下骨の骨壊死です。原因が特定できない特発性とステロイド性による二次性に分けられます。
病態・症状
中年から高年の女性で大腿骨内側顆部の荷重部に発生することが多いです。
突然の膝関節痛を認めることがあります。
診断
まずレントゲン撮影を行いますが、初期の病変ではレントゲンで明らかでない場合があります。その時には
MRI検査が非常に有用となります。
MRIでは、骨壊死の有無や病変の大きさ・位置を診断することができます。
レントゲン上では異常を認めない場合に、骨壊死のスクリーニングとしてMRIは最適です。
イラストでわかる整形外科診療より参照